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公正証書遺言はどれくらい作成されているの?法務局の遺言保管件数はどれくらい?

1.公正証書遺言の件数はどれくらいあるの?

 近年の状況は、日本公証人連合会の公表によると以下のとおりです。

平成25年(2013年)     96,020 件

平成26年(2014年)    104,490 件

平成27年(2015年)    110,778 件

平成28年(2016年)    105,350 件

平成29年(2017年)    110,191 件

平成30年(2018年)    110,471 件

令和 元年(2019年)     113,137 件

令和 2年(2020年)      97,700 件

 

令和2年は件数が減少しています。日本公証人連合会ではその理由についての記載はありませが、これは新型コロナやその年の7月10日から始まった法務局の自筆証書遺言保管制度による影響があったかもしれません。

 

日本公証人連合会のホームページは以下からどうぞ。

 令和2年の遺言公正証書作成件数について | 日本公証人連合会 (koshonin.gr.jp)

なお、公正証書遺言については、こちらのブログからどうぞ。

また、公正証書遺言と自筆証書遺言などとのメリット、デメリットについても、こちらのブログからどうぞ。

 

2.それでは、法務局の自筆証書遺言保管制度を利用する件数はどれくらいあるの?

法務省の公表資料によると、令和2年7月10日から令和3年6月末までの数字は以下のとおりです。

 

20,776件  (R2.7~R3.6末まで)

 

法務省のホームページは以下からどうぞ。

211214.pdf (moj.go.jp)

 

制度創設から1年で、約2万件となっています。一月あたり平均すると、月:1,700件程度となります。

なお、法務局の自筆証書遺言保管制度については、こちらのブログからどうぞ。

 

3.自筆証書遺言書の家庭裁判所の検認手続き件数はどれくらいあるの?

相続人は、自筆証書遺言書を保管している場合やその遺言書を発見した場合、法務局での自筆証書遺言保管制度を利用している場合以外は、家庭裁判所で検認の手続きをしなければなりません。

最近の検認手続き件数は、司法統計年報(家事事件編)によると、以下のとおりです。

平成28年(2016年)    17,205 件

平成29年(2017年)    17,394 件

平成30年(2018年)    17,487 件

令和 元年(2019年)     18,625 件

令和 2年(2020年)     18,277 件

 

司法統計年報の検索は以下からかどうぞ。

司法統計情報 | 裁判所 – Courts in Japan

 

ここ2年は、1万8千件程度で推移しています。

上記、法務局の自筆証書遺言保管制度の1年間の数字が検認手続きの数字を上回っている状況にあります。

なお、検認手続きの説明については、こちらのブログからどうぞ。

 

4.全体的に遺言書の作成は増えているの?

全体的に遺言書の作成が増えているのかどうか、令和3年の公正証書遺言の件数が公表にならないとわかりません。

法務局の自筆証書遺言保管制度が始まる前の令和元年(2019年)では、公正証書遺言書が、113,137件、自筆証遺言書の推定として、家庭裁判所の検認手続きの件数が、18,625件で、合計:131,762件となります。

令和2年では、公正証書遺言書が、97,700件、自筆証遺言書の推定として、家庭裁判所の検認手続きの件数が、18,277件、法務局の自筆証書遺言保管制度利用件数が16,655件(R2.7~R3.3)で、合計:132,632件となります。

 

上記計算の単純比較では、令和元年と令和2年では、令和2年が少し上回っています。

今後は、おそらく遺言書の作成が増加していくのではないかと思われます。

以 上。

 

 なお、遺言書(特に公正証書遺言)の作成についてのご相談は、じょう行政書士事務所まで。ホームページはこちらからどうぞ。

 <お知らせ>

じょう行政書士事務所では、『遺言・相続手続き』講座を毎月第2・4土曜日に開催しています。

 講座内容・参加申込みはこちらから。

 

 

【ひとこと終活ガイド(その16)】

今回は、「お片付け・整理」についてです。今回から3回にわたってお伝えします。

終活を始めるにあたって、亡くなった後のことを考えて身辺や財産の整理を行っている方は多くいるかと思います。しかし、一方で先延ばしにしがちなのが、身の回りの「片付け」ではないかと思います。年齢を重ねるにつれて、モノはどんどん増えていくけど、身体が思うように動かなくなっているということが主な原因ではないかと思われますが、身の回りの「片付け」を行うことが今後の生活をしていく上では重要となっていきます。

「片付け」を行うメリットとして、以下、4点挙げられます。

①   安全・安心な生活を送ることができる。

②   家族が片付けを行う負担を削減することができる。

③   家族の相続トラブルを防ぐことができる。

④   片付けを行うことで気持ちの整理ができ、新たな一歩を踏み出すことができる。

次回、4点のメリットについてお伝えします。

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